昨年は7月豪雨で高速道路も明石大橋も通行止めになり、京都から車で帰るのに3日を要した。安全を優先するのは判るが、高速道路の側道も規制もなく通れるのに高速が通れないのは全く理解できなかった。どちらかと言うと川の直ぐ横も通る地道の方が余程危険であり、渋滞で小さな事故も多発していた。

 今回は1週間の海外出張で、帰路が台風19号に巻き込まれてしまった。フライトを変更して成田まで辿り着いたが、そこから大阪への交通手段がない。オリジナルの乗り継ぎの国内線が欠航になったため変更したのにも関わらず、結局変更した便も欠航になってしまった。再度変更するにも国際電話で電話して繋がるまで数十分も待たされるので、メールでスタッフに連絡し、翌日フライトへの変更交渉をしてもらった。

 ホテルは自分で確保が必要とのことであったので、ネットでトライするも予約のクリックのタッチ差で次々と無くなってしまったが、何とか確保に成功した。

 12日の朝7時過ぎに成田に到着し、交通機関が止まる前に羽田方向に移動。落ち着いたところでメールを確認すると、2度も変更予約した乗り継ぎフライトもキャンセルに・・・。移動しながら航空会社に連絡を取るも例によってなかなか繋がらない。やっと繋がっても「13日のフライトは既に満席です」との説明。埒が明かない。取り敢えず再検討を依頼して電話を切る。これ位の天気であれば十分にフライトは可能ではないかと思ったが、仕方ないことである。因みに成田空港は午前中国際線の着陸を許可していた。羽田は終日クローズ。

 10時にはホテルの最寄駅に到着したが、駅中の店も軒並みクローズしている。ダメ元でホテルへ行って見ることにした。ラッキーなことに駅を出て歩行者信号を渡ればホテルである。ところがこの僅か十数秒の間に折り畳み傘は悲惨な姿に。ロビーは人で溢れかえっており、案の定チェックインも叶わなかった。それでも荷物を預かって貰えて傘も借ることができたので、行く当てもないが電車は動いていたので、昼食を求めて外出した。JRで新幹線の再開予定を確認したが、JR東日本では東海道新幹線の情報は限定的であり判らない。ネット経由で予約を試みると早朝便の予約が可能な状態である。取り敢えず予約を完了させた。その後航空会社から連絡が入るも最短で17時30分発のフライトとのことであり、仕方なくオプションとして抑えてもらうことにした。

 駅から歩くのは大変なので、駅中や地下街に繋がっている駅で降りてみたが、どこも完全クローズ。外を見てもオープンしているのはパチンコ屋位である。辛うじて空いているコンビニを発見。早めに買い出しに向かったが、食べ物は結構売り切れていた。

 午後には在来線も止まるので、結局またホテルに戻ることにした。ホテルではチェックイン待ちの人に会議室を開放してくれていた。できるだけチェックインも早めるとの案内があり、13時20分頃には部屋に入ることができた。

 外の街路樹の揺れも大きく時折激しい雨が窓にたたき付けられるが、驚く程ではない。テレビの情報は各地の状況や被害を報じている。夕方には新幹線の運行再開が遅れる可能性もあるとのメールが届き、13日午前5時に最終判断を行うとのことになったので、早めに就寝し、5時前に起きることにした。

 JR東海とTVニュースで始発から動くことが判明したので、タクシーの予約しようとフロントに電話するも何とホテルでは手配してくれない。電話番号を聞いて連絡するもどこもダメ。間もなくして発車案内のメールも到着。時間的な余裕もあり、天気も回復していたので1駅間を歩くことにした。40分程かけて無事到着した。早い時間帯であったので新幹線はガラガラ状態であった。在来線が動いていなかったので、東京駅や品川駅の近くに居ないと移動手段がないのである。列車は予定の時刻に発車したが、先行車の遅れのため名古屋の手前で少し遅れが発生したが、結局17分程度の遅れで、10時過ぎに目的駅に到着できた。その後航空会社から確認の電話をもらったが、フライトは当然のことながらキャンセルした。ホテル代、新幹線代には程遠いキャンセル費用が戻ってくるとのことであった。

 旅行代理店やスタッフを経由せず、自分自身で予約や交渉も行う旅慣れた私でも混乱するので、慣れない人達や海外からの旅行客は路頭に迷うのではないだろうか?テレビでは海外からの旅行者のためのアクセスサイトを紹介していたが、そもそも日本のテレビ番組を見る可能性がどれ程あるのかは疑問である。今回はラグビーワールドカップの期間中であり、2020オリンピックまで1年を切る中、日本人にも海外の人にも判り易く親切な対応方法がより強く求められるのではないだろうか?

新橋の地下街
ホテルの窓に打ち付ける雨の様子