ログハウス施工事例
ログハウスの建築事例です。
フィンランドからキットを個人輸入し、個人で建築した例です。
現在、小さなログハウスでも建築基準法の対象になる地域がありますので、ご検討に際しては 事前確認が必要です。
(1) ログ資材の一部
これは、資材のほんの一部。コンテナからの取出しが結構大変な作業。白三角形の中にはドアや窓。
建築場所の近くに結構広い資材置き場が必要。ログ材を作業に合わせて事前に順番通りに並べておくことができればログワークが効率的ではあるが・・・。
(2) 基礎の上にベース材設置
基礎の上に、防腐剤に漬け込こまれたベース材を設置。
基礎の際にアンカーボルトを忘れない様に!サイズに合わせて柱の加工が必要。
(3) ログ作業開始
順番通りにログを組んで行く。ログ材の断面に番号が符ってあり、縦・横方向、列も判る様になっている。
ログの連結溝の数は1~3本で、ログ材の厚みや仕様によって異なる。連結部には断熱材等を設置。ログ交差部には隙間を防止するためのゴム材を設置。
(4) ログ作業
高くなってくると、しっかりとした足場を設置して作業。
掛矢(木槌の大きいやつ)で勘合させる。この際にログを傷めない様に当木を忘れずに使うこと。嵌り難い場合は無理をしない様に。完成につれて重みで自然に勘合してくる。
(5) 壁完成
ログ壁が完成。手前はテラス部分。
長いボルトで上下を締めて勘合させる。この際も無理やり締め付けないこと。自重で締まってくる。
(6) 垂木取り付け
ログ特有の設置方法。初めてだと難解。
壁上面に専用金具を取付け垂木は稼動できる様に設置する。壁に直接固定しないので、作業は少々複雑。設置後に端の長さを合わせて切断。
(7) 屋根完成
垂木の上に板を張り、防水シートを張った上に、屋根材を葺く。
切妻に飾り破風も設置。テラスの屋根の造詣が少々複雑で、手仕舞いに苦労。
(8) 窓の設置
これもログ特有の設置方法。これも初めてだと難解。
窓枠は下部のみ壁に直接固定する。重みでログの勘合がよくなってログが下がるのを想定した設置方法である。
フィンランド製なので窓はペアガラス仕様。日本向けということで網戸もオプションで設置。
(9) 完成外観
階段も設置し完成。
窓枠の飾り板は単なる飾りではなく、内外から窓を挟み込むためのものである。
テラスの床材は防腐剤が染み込んだ板。
(10) 内装の済んだ内部
床、壁、天井全て無垢のまま使用。
居間はホームシアターとして活用。スクリーンのサイズは100インチ。
隣には本場フィンランドのサウナルーム設置。