障子の張り替え

 ひと昔前は、障子の張り替えは年末の大掃除の際の風物詩でしたが、最近は障子自体の使用が少なくなり、障子紙の強度向上、少子化等の影響もあり激減しているのではないでしょうか?

 約30年前に建てた我が家には障子が沢山あります。田舎の昔ながらの造りなので非生活スペースは障子と襖で囲まれています。生活スペース周辺は障子もプラスチック製で張り替える必要はありません。よく使う場所は何度が張り替えましたが、床の間周辺の障子は初期のままでした。私が子供の頃は破って叱られたり、破れたところを継ぎ接ぎで補修していたことを思い出しました。今では「壁に耳あり障子に目あり」のことわざをイメージできない人が多いのではないでしょうか。我が家の子供は女の子でもあったので、破られることもなく時が経ち、日焼けと汚れで変色していたので、年末に張替えを決断しましたが、寒い時期にやる必要もないかということで、暖かくなってからと考えていました。

 GWでありながら家に居るので、裏庭で張替えを実行することにしました。玄関横の畳の間への入り口は4枚のガラス障子、2間続きの和室の縁との境には3か所で計12枚の雪見障子があり、もう一か所の生活スペースの和室の腰窓にある障子1対で総合計18枚の障子の張り替えです。玄関横は汚れが極端です。1間当たり4枚の障子で構成されていましたが既製品ではないので、それぞれの場所で幅が異なっていました。

 まず、雪見障子の可動窓を取り外す方法の検討です。ネットで調べると直ぐに見つかり、早速トライして見ましたが、造りが違うことが判り再調査しました。全く同じではありませんでしたが、ほぼ造りが判明しました。外して見るとなるほどですが、外観からだけでは全く想像できませんでした。

 全ての障子を庭に運び出し、雪見障子の可動部も外します。何と40枚となった古い障子紙剥がしです。近くに住む孫を呼んで障子紙破り体験をさせてあげました。散水蛇口をミストに切り替えて、紙全体を濡らして暫く置いてから剥がすと糊が溶けてきれいに剥がれることが判り、紙剥がしは案外簡単に終了しました。

 いよいよ紙貼りですが、桟が外枠から凹んでいるので、少し手間が掛かってしまいました。貼り終わって糊が少し乾燥した段階で、再びミストの出番です。霧吹きの代わりです。これで日光に当てておくと紙はピンと張ります。はみ出た部分をカッターで切り取って完成です。折角仕上げたものを作業中に破ってやり直しもあり、1日半の作業となってしまいました。動きが悪いところも修正して、無事元の位置に戻りました。

 まずまずの仕上がりです。今度の張り替えはいつのことになるのでしょう?30年後となるともはや私の出る幕ではありません。

タイトルとURLをコピーしました