先日ニースの学会の帰りにプラハに寄って来ました。何度もヨーロッパには行きましたが、チェコには行く機会に 恵まれなかったので、思い切ってスケジューリングしました。
朝から雨でしかも寒かったのでテンションが上がらないまま、市電の一日券を購入してホテルの前からトラムに乗 っていざ出発です。いきなり、ルート違いで更に落ち込む。気を取り直して振り出しに戻ったのですが、乗客は自由 に乗って自由に降りる。切符を入れるところも、定期を見せるところもタッチするろこともありません。ただ乗りす る人が多いのではないかと気になりますが、私の心配するところではありませんね。
紅葉は日本の特有のものかと思っていましたが、色鮮やかな紅葉です。プラハ城(Black Castle)からプラハの 街並みを見下ろした写真です。遠景も素晴らしいですが、個々の建築も非常に趣があります。ホップの本場チェコ でレストランのテラスからビール(Budweiser)を片手に、建築物を眺めているだけでもても絵になる街だと思います。
ボヘミアングラス等も有名ですが、これは日本の切子細工とさほど変わらないという印象でした。
夜景もきれいでした。ブタペストのドナウ川の夜景もいいですが、それに負けることのない景色だと思います。 夕方に再度プラハ城を訪れ、丘の上から街の夜景を眺めた後、カレル橋の下流側の橋から撮影したのが上の写真です。
600年以上も前にこんな橋が建設されたなんて、その頃の日本は室町時代で、比較するととてもこんな橋ができる とは想像できません。ヨーロッパの古い街に共通することかも知れませんが、コンピュータや重機のなかった時代でも こんな高度なことができたんだと考えると、自分たちの無能さを実感させられます。
またチャンスがあれば、是非チャンスを作って訪れてみたい都市のひとつになりました。