さよならモデルS 第6回 ~モデルS輸送~

 納期が決まった後、輸送の手配です。自動車運搬船の保有会社の知人にお願いして、手続業者を紹介してもらい、コンテナ船ではなくLA近郊の港から出る自動車専用輸送船を手配しました。時々TVでも紹介される10層以上ある船です。詳細はお話しできませんが、以前建設中の船も見学に行ったことがあったのです。日本からUSAへは多くの自動車が輸出されますが、逆は少ない筈なのでスペースは充分あると見込んだ判断でした。単に輸送だけでなく、輸出となるので、所定の書類も記入して準備完了です。電子メールでやり取りできたので、比較的手軽に手続きが終了しましたが、国際電話で連絡し、郵便でのやり取りであったら手間が掛かったことでしょう。

 日程が決まったら再度連絡するということで友人宅で車を保管してもらっている間、ナンバーが届いたとのことでしたが、不要なので返却してもらうことにしました。また、保管中の電池の消費が早い様だとのことだったので、症状を知り合いのTeslaのエンジニアに連絡しました。この後、間もなくバージョンアップされました。色々初期不良がある様でした。

 日程が決まったので友人に詳細を連絡し、下記のPDFファイルを印刷してダッシュボードに掲示してもらうことにしました。リモコンも特殊な構造で、表示もないためギャングの人達が迷うことのない様に、取説をコピーしその下に英日併記で動かし方を記載しました。

 積み込みの日程になってもオプションで購入したリアパーセルシェルフが届かなかったということで、後に郵送で送って頂きました。また、お手数をお掛けすることになってしまいました。色々とお世話になり、ありがとうございました。

 1月下旬に無事USAを出発したモデルSは、2月1日に横浜港を経由して8日に大阪北港に到着しました。スタッフが一足早く出発し手続きを始め、私は車検を依頼した自動車整備会社のセーフローダで現地に向かいました。到着した頃には入管手続きは終了しており、車両をローダに自走で積み込むことができました。車幅的にはほぼギリギリで、ドアを開けても降りる場所が・・・という状態でした。

 このまま、無事整備会社まで到着したのですが、降ろそうとしても動かない。何と電池切れです。そのまま近くのディーラーに向かいローダに載せたままJ1772で充電することに・・・しかし。

 次の日になっても充電できていないということで、ローダに載せっぱなしという訳にも行かないので、取り敢えず会社に運んでもらい充電の検討をすることしました。

 

ギャング(船内荷役作業員)向の説明書
ev200323_ExplanationforGang

 

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