A350でピンとくる人は飛行機に詳しい人だと思います。エアバス社の2通路の大型機です。ボーイング社のB777代替機として2年前からJALが導入を始めた機体です。飛行機の特徴はコクピット窓の周辺の頭端形状、エンジンの形状、主翼の先端形状、尾端の補助エンジンの排気口の形状です。A350の特徴は主翼のウィングレットの形状です。ウィングレットは先端にある垂直になった部分です。乱気流の発生を抑えると言われています。
先月から東京-大阪路線も運行される様になり、利用する機会が得られました。乗って何が違うのかというと非常に難しい問題です。静粛性が高いと言われておりそのように感じます。シート形状も違いますが、これは機材と直接関係はありません。
最近の大(中)型機は国内線でも全シートにモニターや電源コンセントが設置されています。これも特別ではありません。モニターでエンターテイメントを楽しむ方もおられますが、1時間足らずでは中途半端に終わってしまう番組も多いため、私はほとんど利用しません。時折フライトの状況を表示させていますが、今回機外カメラで発見をしました。既に導入後2年以上経過しているので、調べて見るとネットにも映像がアップされていますが、今までにはなかった垂直尾翼カメラのモードあり、これは新鮮です。機体の形状がデフォルメされてしまうので、最初は違和感を覚えましたが、正に鳥瞰という感じです。以前は禁止されていましたが、今は離着陸時でも写真撮影が可能です。羽田空港のC滑走路に北側から侵入する際の垂直尾翼カメラのモニター映像を撮影してみました。高度が下がっている時にこのカメラモードは窓から眺める景色とは少し異なり、楽しみの一つになるかも知れません。
機内はまだ以前の様な混雑状態ではありませんが、空港は少しずつ賑わいを取り戻しつつあり、都内の通勤・通学時間帯の電車の混雑や、夜の街の人出は以前の状態に近づいてきたようです。元々、混雑自体は好ましいことではないのですが、人が戻って来たという雰囲気を感じられることには楽しさを覚えました。
皆さんも出かける機会が徐々に増えてくると思います。A350に搭乗する機会がありましたら、是非、垂直尾翼カメラを試してみてください。窓側の席でなくても自分の飛んでいる感じがリアルタイムで楽しめます。