さよならモデルS 第19回(最終回) ~廃車へ~

 遂に車検の有効期限が到来しました。最終的なオドメータ距離は101,937㎞でした。このシリーズを始めた頃は11万km程度まで伸びると想定していましたが、自粛の影響で走行距離は伸びませんでした。

 最後1週間の時点で350㎞程度分の容量が残っていたので、電池取り外し前に容量を少なくするため周辺をドライブしましたが、高速道路を走行しないとなかなか減らないものです。信号の少ない道を選んで走っても1時間で40㎞前後分しか使えません。最終的に80㎞分を残して「さよなら」することになりました。

 新型の初期モデルかつ並行輸入車であったこともあり、多くの問題にも遭遇しましたが、EVの魅力を教えてくれた相棒でした。デザイン面でもファーストバックセダン(実際には5ドアハッッチバック?)というスタイルは他車のデザインにも大きく影響を与えたのではないかと思います。収納力においても驚きのデザインで、多くの驚きを与えてくれた車でした。唯一、大型タッチパネルによる操作は斬新で先進的ではあるものの、利便性には疑問を持っていますが、今後のトレンドになる可能性は高いのかも知れません。多くの問題を払拭する魅力がある車でした。7年余りお疲れ様でした。

 車検有効期限最終日に近くの知人のリフトをお借りし、リフトアップをして電池部の固定ネジを一旦外して一部を仮止めした状態で、自走して会社まで戻りました。

 電池ケースの底部はそれなりにきれいな状態でした。ネジはインチネジで、トルクスネジ部もありましたが、固着等はなく取り外しに大きな課題はありませんでした。フロントにもリア側にもカバーが設置されており、車底の空気の流れもよさそうな感じにまとめられていました。電池ケースに付いている2列組の逆T字スリットの目的が今一つ想像できません。

 前後ナンバーを外し、車高を上げた状態でバッテリを取り外しました。これで走行はできません。鉛電池は接続したままなのでドアのロック等は可能ですが、パネルは点灯しません。パーキングブレーキも解除できません。これは何らかの方法で解除したいと考えています。

 多くのウェブサイトで電池パックを見ることができます。車体との間にクッション材が設置されていますが、車体側にも電池側にも固定はされていませんでした。ケースの蓋は防水のため、コーキング後多くのネジで固定されていました。このコーキング樹脂が固着しており、蓋を外すのは一苦労でした。感電すると死に至る危険性があるので、慎重に作業を行いました。写真では見えませんが、何とこの中にプラス/マイナス側の出力前にそれぞれコンタクタがあることを発見しました。その内の一方はモールド樹脂が変色しており、これが出力ダウンの原因の様です。この場所で交換できない筈です。見積もりもできないでしょう。サービス修理では電池交換になってしまいます。これから電池の測定に取り掛かります。 これから電池の解析に取り掛かります。

 車体の保管方法も検討して行きたいと考えております。

 今回をもって「さよならモデルS」のシリーズ連載は最終回にしますが、新たな情報は同じサイトで今後も公開して行く予定です。

 「ありがとうモデルS!」「さようならモデルS」

タイトルとURLをコピーしました