さよならモデルS 第14回 ~マイナーな不具合~

 今回はマイナーな不具合についてまとめます。不良とは限りません。

 まず、車幅が広いのに左ハンドルであること。直接歩道に降りられるので便利なこともありますが、逆に縁石があるため幅寄せできないことも多々あります。駐車場も結構苦労します。左ハンドル用の出入口があるところはそんなに多くありません。小回りが利かない上に左なので、チケットの受取や支払いの度に降りることも度々あります。

 ドアミラーは手動で、自動では収納できません。そもそもUSAではドアミラーを収納するという習慣自体がないのです。因みにバックで駐車するということもありません。車幅が1,950㎜もあって、そこから飛び出ている訳ですから狭い道ではすれ違うこともままなりません。左ハンドルであことも要因してすれ違い時に何度かドアミラー同志がぶつかったこともあります。運転席に居ると右側のドアミラーはたためません。

 ラジオが聞けません。機能はあるのですが、微妙にバンド帯が異なるため、日本では機能しません。CDも聞けません。USBでMP3を再生するか、Bluetoothで音楽プレーヤーかスマートフォンに繋ぐしかないのです。電話網ネットワークにも繋がりません。これは普通の様に思えますが、TESLAではこれが結構重要なのです。日本仕様はドコモに繋がっています。ということで、最初の頃はスマートフォンのradikoでFMを受信しBTで飛ばして聞いていました。

 何と時計の調整機能がありません。結構な期間、変な時間を示したままでした。暫く100均で時計を購入して付けていました。WiFiが繋がることこれは解決しました。

 これは賛否両論あると思いますが、操作のほとんどがタッチパネルです。一見便利な様ですが、ブランインドタッチができないということと、ワンアクションで操作できない項目もあるため運転中の操作時にもモニターの下の方を覗く必要があります。私的には不満な仕様です。右ハンドルの場合、右利きの人は左手で操作し辛いことはないのでしょうか?実はステアリングスイッチでも多くの機能は動かせるのですが、それはそれでややこしい。最初は凄いなと感心していましたが、これはコスト的に圧倒的に有利ではないかと気付き、多くの車が真似をするだとうと思っていましたが、その通りになってきました。最近、社用車の入れ替えでFIT3をFIT4に替えましたが、空調関係のタッチパネルはツマミに戻りました。シフトレバーも旧式に戻り、私的にはナイス!です。

 以上は不良でも故障でもなく、USA仕様の正常な動作や仕様です。次からは品質的な課題です。

 初期から助手席側の三角窓(今は何と呼ぶの?)付近から風切り音が出ます。時速80~100㎞になると共鳴する様に音がでます。これは自分なりに対策しましたが、諦めて利用しています。

 また、結構初期段階で空気圧センサー異常の警告が出ました。最初は驚いてタイヤの点検もしましたが、空気圧異常ではなくセンサーの異常(電池切れ?)の様でした。一度調べてもらいましたが原因不明だったので、そのまま無視して利用しています。最初は走行開始後10分を経過するとアラームが出ていましたが、いつからかは不明ですが今はPower ON時から表示されます。

 12Vバッテリーの交換警告。これはUSAからも交換を促すメールが届きました。何で判るのだろうと不思議に思い、会社に駐車している時に会社のWiFiに繋がっている可能性があることを発見しました。第7回でも出て来ましたがそもそもバッテリーはどこということでしたが、車検のために色々と分解したのでこの頃は搭載位置を把握できていました。自分で交換しようとしましたが、結構特殊なサイズで入手も困難で配線もややこしそうであったので、暫くは無視していました。何かのタイミングで交換したのか、いつの間にか復活したのか定かではありませんが、今は大丈夫です。

 次回は車検切まで1ヶ月未満になったということで、モデルSのその後の運命と次の車についてまとめたいと思います。

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